素直な光
自分の求めている写真の中で、立体感というのが一つのキーワードだったりします。
ボケからくる立体感というよりも、そのレンズからくる立体感というか。
最近のスマホはよく写るけど、ソフトウエアでの補正が多く掛かっているので解像感はよく感じるけど立体感は感じにくい。
そして、一眼の世界でも四隅まできっちり写るレンズ、開放からキレッキレのレンズもどちらかというと平坦というか、紙のような写りに感じやすい。
ライカのレンズやオールドレンズになぜ今のレンズと違う魅力を感じるか、という所にも繋がっている気がする。
富士フイルムは好きだけど、唯一気に入らないのは、自動で周辺光量落ち、ビネットを補正していること。そこはユーザーに委ねてほしい部分なのだけど、それを含めたレンズ性能ということなのだろう。なので、ついついMFレンズやオールドレンズで楽しむことになる。
幸い、自分の使っているキヤノン、そしてニコンもフィルム時代からあるレンズが多いのでそんな電子補正にあまり頼っていないレンズが多いのが救いだな、と。
今は高画素化が進み、解像度重視のレンズ作りになってレンズ構成が複雑になるからこそ、昔のようなシンプルなレンズ構成の世界観のある写りに今日も誘われます。